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サキベジブログ

運のいい人悪い人の違い


ある方の紹介で、初対面だったがこんな相談をうけた。

「資金繰りと売り上げ不振を打開する方法を指導してほしい」と。37歳の時父親が亡くなり事業を引き継いだ。現在60歳。事業がだんだん先細りになってきて、現在は妻と80歳の母親と29歳の長男で事業を回している。コロナの影響もあり既存事業が落ち込んでいるので今のことをベースに新しいことを考え、取引先に提案している。まだ返事が出ず当面の資金繰りが大変になってしまった。銀行から事業継続資金を借り、国の救済資金をもらっているが、こんな繰り返しでは先行きがない。商売につながる団体に入って名刺交換をしてそこにDMを送ったりしているが、まだ成果が出ない」。

もっともな相談だが、なぜか私には納得いかなかった。23年間事業を継続してきて現金がたまらない。過去倒産したわけでもない。アイデアもある人だ。だのに現在会社に預金が全然ないという。信じられなかった。

「競馬やパチンコやっていますか」「サラ金から借りていますか」「過大な設備投資でその返済が大変ですか」「妻以外の誰かいい人いますか」「友人の保証人になってその代位弁済していますか」「23年間の間家族が病気などで入院費の多額の金額が出たのですか。」いろいろ他にお金が回ってしまったのではないかと思い、お金がたまらなかった要因をいろんな角度から質問をした、これらすべてないという。一層わからなくなった。

「厳しいいい方しますが、私にはまったく今の状況理解できません。家族で事業を回しておられる、いわば外にお金が出ない経営で23年間やられてきたのだから、正直税務署ににらまれるほどお金がたまっていいはずだと思います。」

解決策を見出さなくてはならない。解決策のヒントが見えた。この方は商売のために、まず名刺交換できる団体に入って、商売をしようとする、この方のこの考え方、「心の向き先」が問題なのではと思った。

「商売は自分のためにするのでなく、相手がよくなるためにするのが先」。相手がよくなることは、生活者のためになり、結果的に社会がよくなる。ビジネスはそのためにある。だから、どんなにいい仕事が舞い込んでも生活者のためにならない、社会のためにならない仕事は断る。社会がよくならないよう商売はしない。これが経営者の矜持。ただ自分のためにしかならない商売の結びつきの考え、それを後押しするような団体には私は参加しない。

最後にこんなアドバイスをしました。運のいい人と運の悪い人の決定的な違いは人との出会いです。運のいい人はいい出会いをされています。いい人との出会いのためには、考え方(心)が先です。そして行動を変えます。行動が変われば習慣が変わります。習慣が変われば人格が変わります。人格が変われば出会いが変わります。出会いが変われば運命が変わります。

まず「心のありようを変えての実践をしませんか。」「資金繰り、売り上げ低下」はあなたにこのことを教えるために訪れた鬼の面をした女神です。

少しでもこのアドバイスがこの方にお役に立てばうれしいと、走り去る車に頭を下げた。

 

 

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