サキベジ代表 小山秀一
新海監督のアニメ映画。前作の「君の名は」は正直、シルバー世代の私にはチョット構成複雑すぎてついていけないストーリーだったのですが、今回の「天気の子」はワクワク、ドキドキ、涙あふれる2時間でした。
観客は前作同様、圧倒的に、小、中、高生。
ストーリーは、素晴らしく純愛。この純愛ストーリーを見た小、中学生はどんな純愛を体験していくか、この映画が若者達のピュアな恋愛観を育てるのに、とても素晴らしい映画だと感じました。
「これは僕と彼女だけが知っている物語だ」でストーリーは始まるが、雨の降り止まない東京で、この二人は出合った。
離島から家出し、東京にやってきた高1の帆高。
都会の雑踏の片隅で、不思議な力を持つ少女陽菜(17歳)。
雨の降り止まない東京で、二人は出逢った。あの夏の日、あの空の上で、世界の形を変えてしまった。この場所から出たくて、あの光の中に入りたくて必死に走っていた。
少年と少女が自らの生き方を選択するラストシーンには、涙が止まりませんでした。
新海監督が描く“深海ワールド”は叙情的な男女の物語を美しい色彩と軽快なミュージックで紡ぎます。
劇場が小中学生であふれるばかりの光景を、大人が体験できる。と言うのも”深海マジック“の魅力。小中高生だけでない大人にも観てほしい“夏の映画”です。