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サキベジブログ

高校2年生の授業受け持つ


M高校の先生から、地域で活躍している経営者に、信州学「学びの地域連携」の一環で、流通ビジネス類型23名の生徒に活きた経験を伝えてほしい。と依頼され過日50分の授業受け持ちました。
事前に担任の先生より話の内容は、
①なぜこの仕事を選んだか
②日常創意工夫していることは
③自身の高校時代は
等について話してほしいと依頼されてました。
しかし現実に子供達と55年の開きがある私が昔の話をしても、育っている環境、今暮らしている環境が違いすぎるので面白くない。

①〜③含め「誰にでもチャンスがある時代に我々は生きている」そのチャンスを生かす方法とは…。こんな内容でどうでしょうか。と確認をしスタートしました。

見るからに、あえて反抗的に態度をとる子。時間に、教室に入った瞬間想像していたと言えばウソではないが、圧倒されました。どこか知らないおっさんが、やってきて講義?(有名タレントの出前講座ならいざ知らず)嫌々感が教室中ムンムン。しかも女性の中には、真赤な口紅をつけている人もいる。そんな空気にひるむ私では無いのですが、スタート共に机にうっぷしてしまう生徒が数人いれば話す内容もチェンジ。

私は両親の顔を知らない中で育った。みんなの両親は生きている。何不自由なく育っている君たちのこれからの五年、十年希望をどうを持つか。無表情な生徒に汗びっしょりで時間を進めました。

これは私にとって一番勉強になる時間でもありました。夏が終わり、二学期に入ったある日、変なおっさんが来て「希望を持て」「好きなことに磨きを賭けろ」さもなければ「人生は後70年やっていけないぞ。」と変なこと言った人がいたなーと記憶に残ってくれたら本望。

希望さえあれば、周りからどんな大変かと見えても本人は楽しいぞ。こんな内容を熱く語った50分。聞いてくれた人一人でも「希望のある人生」に向かって突き進んでいってくれたら本望です。

こんな経験を与えてくれた神津先生に感謝です。