小山 秀一
小雪降る中、松本市波田の個人宅に大変な量の印刷物を一刻も早く届けなくてはいけない物件が生じ、運送屋さんに任せると遅くなるということで、小山が届けました。事前にナビを入れ、グーグルマップのプリントも用意したものの、目的地周辺は畑ばっかしなので「大丈夫かな?」と思いつつ、波田町目指しました。
案の定目的地周辺に近づいても、右も左もわかりません。似た家屋があるので、玄関ベルをおしますが、昼間なので誰も出て来ません。
何軒か違う家に駆け込み、ようやく出てきた人に聞いても、「うちの番地何番かなー」と高齢でうんともすんともわかりません。
途方にに暮れていると、途中に交番があったことに気が付きました。
急げば回れ、いったん戻り交番に駆け込みました。
運よく若い警官が応対してくれ、地図を広げ始め、目的地を確認してくれました。
目的地はここですが、ここ周辺はみんな同じ苗字。地図で説明しても目印が無く、どうしましょうかと思案顔で、やおら、スマホ持ってますか、と質問されました。
自分が説明するより、グーグルで音声案内してもらった方が良いということで、私のスマホを操作してくれしっかり音声案内と画面の案内に設定してくれたんです。
地獄に仏とはこの事、音声案内に従って突き進んでいくと、ようやく畑ばかりを越え、集落に辿り着きました。
周りはすべて同じ苗字。音声案内が目的地周辺です。でなく目的地です。と言ってくれなかったら、辿り着けなかったとおもいます。
帰りにセブンイレブンにより、熱々のコーヒとチョコレート買ってこの若い警官に「もし教えていただかなかったら、たどり着けなかった。本当にありがとうございました。」とお礼しました。
上司が二人戻ってきていましたので、このいきさつをニコニコしながら聞いていただいてました。
松本市波田交番。いい交番です。