昨年の1月9日、妻が脳出血で倒れた。以来、139日間の闘病生活を終え、介護度5で生還した。
介護施設でという周りの声もあったが、私は妻のそばにいたかった。
24時間介護が始まった。週2回のデイサービスは息抜きにはなったが、やはり妻の身近にいることが 私にとっては一番の休息でもあった。二人でトンチなオトボケ会話をしていても夫婦だ。
なんだかんだあっても50年連れ添ってきたのだ。二人にとっては毎日楽しい時間が過ぎて行った。こんな夫婦の日住の生活スタイルが、妻の病状の急速な回復を呼び込んだのだろうか。
入院した時は、命さえあれば寝たきりでも構わないと思っていたのに、なんと先週3月19日、20日と1泊2日で大阪の講演会に妻を連れての出張が実現した。
スマホの故障で時間が分からず、さすが観光という余裕はなかったが、 無事妻との大阪行きが実現した。退院してまだ10ヶ月。足元もおぼつかず車椅子、オシメもしっぱなしの妻の列車旅が実現したのだ。
私自身も信じられない。
講演会は、妻との病気の話もし、こうして妻を連れてくるこの奇跡を呼び込んだのはなんだろうか。そんなことも参加者の人たちに問い
お話し、180名ほどの講演会の参加者も涙して聞いてくれた。
愛と信念があれば奇跡は起きる。と、つくづく感じる。
同時にその人に乗り越えられない苦難は来ない。とも感じる。
やはり、「できる、できる、できる」だ。「やればできる。
自分がやらずに誰がやる。希望の未来を打ち開こう。打つ手は無限にあるからだ。」
実感する毎日だ。