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サキベジブログ

首里城燃える


「見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたい。」との願いを込め、令和はスタートしたのに…。

台風19号による災害にまだ戸惑っているとき、再び信じられない光景が飛び込んだ来た。私は出社が早い。10月31日早朝、家を出、車のテレビをつけた午前4時、見慣れた建物が炎上している様子が目に飛びこんできた。
信じられなかった。アナウンサーが首里城が炎上しています。と実況中継しているが信じられなかった。そんな。そんな。一瞬頭が真っ白になり、本当に首里城なのだと理解した瞬間、涙が止めどなく流れ、目がかすんでとても運転できなくなってしまった。

沖縄の人はこの瞬間どんな悲しみに包まれているのだろう。消防車早く早く。早く水、早く火を消して。思いとは逆に柱が一つ崩れ、また崩れ、ドンドン炎上が広がっていく。

私にとって沖縄は、直接には親類がいるわけでも、沖縄で働いた経験があるわけでもないのですが、学びの会の倫理法人会の関係で、倫理経営講演会の講師で沖縄には何回も訪れています。
宮古島や石垣島に行った時も直行便でなく、必ず那覇経由で行っていました。首里城を見たいためでした。今年の1月も石垣島の帰り、那覇で降り首里城見たばっかりでした。

その首里城が消失してしまった。それがボヤ程度でなく、全部焼け落ちてしまったのです。沖縄の人の悲しみはいくばくでしょう。

「人々が美しく、心を寄せ合う中で文化は開く」令和のスタートの時なのに、何で。首里城は私のような、無粋な男にもその良さが理解できる、琉球王国の文化と東洋の文化、そして日本文化を融合した素晴らしい沖縄の「心」。

太平洋戦争で戦争中に消滅してしまった首里城が、「沖縄のこころ—象徴」と復活して45年。再び燃え落ちてしまったが、沖縄の不屈の精神で私達の前に再現されることを信じて、祈る。

台風19号、首里城炎上、本当に「心寄せ合う」令和のスタートと心した。

小山秀一