今年度アスクは久方ぶりに新卒者が入ります。過日入社前研修を行いました。どんな内容かご紹介します。ちょっと風変わりです。担当は私、新社長、総務の3人。

　そもそも「星飛馬の世界がわかる人」が採用呼びかけコピーですからこれに応じた本人も異色と言えば異色。小学校３年から大学まで野球一筋。中学３年の時は県内私立高校からお呼びがかかった。大学は２年からレギュラーだった。プロに行きたかったが身長体格が小さかったので諦めた。
　というのですから、今時稀有な若者である事には間違いない。

　まず研修の最初の私の切り出しは「なぜ会社に入るのか」。当たり前な質問ですが、いざとなると答えにくい、質問です。彼はどう答えたか。ビックリ、感心したのは、反応が速かった。さっと以下の答えをだした。
　「お金を稼ぐため」「税金を払うため」「独り立ちするため」
　この三つを答えました。
　「では独り立ちするということは、どういうこと」
　「独り立ちするには何が必要」
　「いい家族を作り、子供を大学に出させたいなら何が必要」
　「試合で負けたときの悔しさは、何で、どうして湧き上がるの」
　「なぜ挨拶をするの、なぜ大きい声の方がいいの」などなど。

　普通の新人研修なら、必要事項を教えて終わり。
　私は私が教えるというより、いろいろ本人が言う言葉の中から課題を見つけ、本人が考えていることを引き出すことが大事で、一般的な研修はOJTでやった方が時間短縮で実質的。と思っているので、入社前研修ではその内容は敢えてやらない。
　最後に４月１日の入社後は３カ月から６カ月の球拾いをと考えていたが球拾い期間は１カ月で行けと確認して終わりました。

　入社が楽しみです。