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サキベジブログ

秀子さんへの手紙5


秀子さんおはよう。いかがですか。今朝は昨日と違って若干涼しい。しかし、昨日は暑かった。 30度超えの真夏日だった。昨日は午前中、秀子に手紙を届け、ブルーベリー畑に行った。秀子と何回も畑の中の雑草、厄介な簡単に抜けないクマズイコを取りに行った畑だ。

クマズイコは 固くて、いくらとってもほんの少し根の破片が残るなら、そこからしっかり芽が出てしまう。何回も何回も君と二人退治に行った畑だ。そのクマズイコも2人でしっかり取った結果、今はほとんど耕されている。逆にスギナが出てきて困っているが。いい畑になってきた。 スギナが生えるということは、酸性度の土壌ということで、ブルーベリーにはとてもいい。そのブルーベリーも3年前に365日の面々で 楽しく植えたのが、大雨や畑の水はけが悪いということで、植えたブルーベリーが根腐れされてしまい、何本も枯れてしまい、何回も植え替えたがダメで、最後は再び鉢に植え替え、 会社に持ってきて、会社の駐車場で1年間養生した。 それがしっかり根を張り、これなら耐えてくれるだろうと昨年北村さんと2人で植え替えた。それが立派に育ってきた。しかし、昨日の暑さだ。ブルーベリーだって暑いはずだ。 秀子へ手紙を届けた足でブルーベリー畑に向かった。30分もあれば水くれは終わるかなと思ったが、予想以上に時間がかかった。 畑の端に流れている水路から「ツルベ」で水を汲み上げ、いったん大きな器に水を溜め、その器からバケツに入れ替え、ブルーベリーにくれる。この作業を何回も何回も繰り返し、80本の生き残っているブルーベリー全てにバケツ1杯の水をやった。

今日は夕方、秀子の面会の後行く予定だ。本当は君と一緒にブルーベリーの畑に水やりに行きたい。 君は当初農作業はそんなに好きではなかったが最近は私と一緒に農作業に生を出すのを楽しんでくれていた。 だから早く良くなって、2人でブルーベリーを育てたい。

 

昨日の君は元気でよかった。笑顔もたくさん出た。

私の問いかけにきちんと答えられる。ただ何を食べたの?質問には弱いが。

ただ、昨日はびっくりした。お昼に何食べた?と聞いたら、すらすらと「ご飯とうどん」と言った。スムーズな応答にびっくりし、嬉しかった。

多分ご飯とうどんではなかったと思うが、その反応の速さに私は嬉しかった。 なんでもいいよね。こうした会話を2人で持てることが最高。しかも2人でいる時間が10分でなく30分以上。 面会時間は10分と聞いていたが、現実は30分以上許してくれる。これからこの30分何をして過ごそうか。いいアイデアを考えるね。

 

私の仕事の動きの話をしよう。

今、365日大学の新しい私のアイデアが出てきている。

このアイディアが成功すれば、世の中の企業の変革になると確信している。

 

先日、上田市にある上場企業の社長と出会い、アイデアをお伝えした。

講演に来ていただけますか。と、そのあとメールが来た。私の提案にまんざらでもなさそうだ。 何か動きが出ると思う。期待していてね。

その上場企業で私が講演するようになったら、君も一緒だよ。だから早く良くなってね。コルセットがハマったから 背骨が固定され痛みが取れるといいね。車椅子にさえ乗れたら自宅に帰れるよ。自宅に早く 戻ってこようよ。私が全てやるから。

昨日も看護師さんにこのことを伝えた。とにかく自宅で療養できる体力になったら自宅に戻ってほしい。戻させてほしいとお願いした。

そんな先じゃないよ。だから今日も1日精一杯2人で頑張ろうね。秀子 1人じゃないよ。必ずそばに私がついているから安心して。いつも君のことを 思っている。

 

目が覚め起きるたびに隣のベッドを見る。今日もいないのだ。いつもこの気持ちで起きている。そして洗面をし、外に出て太陽さんに誓う。それから手紙を書き始める。

今日の面会時間は午後3時。手紙を届けた時間から3時まで長いが待っていてね。

じゃあ、今朝はここまで。頑張ろう。秀子。一緒だよ。

令和6年6月12日5時16分

秀一