今月2月16日73歳を迎えた。いまだ健康に問題なくぴんぴんである。
この年になると、正直「ケーキにろうそくつけて云々というのはどこか気が引ける。」
だから子供達には、誕生日祝いは不要といってある。年上だがいまだ元気な妻がそばにいるだけで十分だ。
誕生日というのは、祝ってもらうのでなく「親に感謝する日」。と学んでいる倫理法人会の先生より教えていただいた。以来、子供たちやスタッフには誕生日の時は「親に感謝の意を伝えてね」とお願いしている。
私は菩提寺が通勤途上にあるという好都合な場所にあるので、墓参を通勤時日課としている。誕生日の2月16日は墓前の母に向かって念入りにお参りした。
「73年前は近くに病院があるわけでもなく、設備の無い自宅で産婆さんに導かれ私を生んでくれた。その母は地乳飲み子1歳半の私を残して他界した。その時の母の無念な思いはいかばかりだったであろうか。そんな思いの中で私は73歳を迎えることができた。この73年間その時の母の思いをどれくらい実現できた人生を自分は歩むことができたかは、忸怩(じくじ)たる思いだ。でもまだ生を受けている。まだまだ道半ばだが、母や父(父も私の生後半年で他界したが)の思いを73歳の誕生日を機に果たしていく誓いを墓前で誓った。
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