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サキベジブログ

駐車券紛失どうする?


 毎日の暮らしの中でいろいろなことが起こります。
 起こったことの捉え方が、行動に繋がり、その行動の積み重ねが、その人の性格につながり、結果その人の人格につながる。
 3月1日付でアスクは社長交替なので、「今までの感謝と、新社長へのご加護」を願って、たまたま帰国した娘夫婦、家内を誘い、善光寺にお参りに行きました。
 昼時にも重なり、大門パティオの駐車場近くの囲炉裏で焼くおやきを少々たべ、向かいにある忍者ショップで、娘夫婦が無邪気に忍者ごっこを楽しんだ後善光寺に向かいました。

 コロナウイルスで少ない参拝者に交じり、しっかり祈願し、戒壇巡りや、記念館を楽しみたい娘夫婦を私達夫婦は善光寺構内入口の太陽さんさんと降り注ぐ場所で、日向ぼっこしながら待つこと数十分。
 恒例の知人のお蕎麦屋さんで「天ぷらそば」を楽しみ階下のお土産さんで買い物も済ませ、帰りの駐車場に向かいました。
 ところが、左ポケットに入れたはずの駐車券がありません。
 「財布の中では?」「ズボンの後ろポケットでは?」
 いろいろ言ってくれますが、ありません。
 「ユックリきて。駐車券なければどうなるか確かめるから」
 と一人駐車パーキング機械の前に立ち、書いてある注意書きみながら管理会社に電話しました。当然と言えば当然ですが、「紛失の場合、5,000円かかります。お支払いは5,000円札ではできません。1,000円札でお願いします。券が後日出てきても差額はお支払いできません」
 通り一遍の応対がありました。

 さて、ここからが冒頭の問題です。
 5,000円。はいそうですかとはいかず、財布の中、ズボンの中すべてもう一度探しました。
 左ポケットに入れた記憶はあるので、左ポケットを何回も手を入れてもない。
 ここで諦めていけない。
 最初のおやきやさん、忍者ショップ、お蕎麦屋さん、お土産さん「駐車券落ちてなかったですか?」
 聞いて回りました。出てきません。
 それでも妻が善光寺の中探しましょうの言葉に奮い立ち、チャレンジ。運よく警備員と出会い事情を説明。
 「取りあえず警備室に行ってみましょう。」

 数分の待ち時間の中なんと「ありましたよ」の嬉しいことば。
 拾われた方が、届けてくれたのです。
 5,000円確かに大きな金額ですが、諦めないことが通じた。
 妻が、あなたはいつもいいことしているから、神様が届けてくれたのよ。
 普段妻はこんな風に私を見てくれているんだ、暖かくなる自分の気持ち。
 最後まで諦めない。苦境を自分の糧にする。

 今回の東京マラソンの大迫選手も負けを糧にする努力が結果を生んだ。
 諦めないことが如何に大事か、ちょっとした事の中にも表れることを学んだ出来事でした。