SBCラジオが毎週土曜日朝８時から１１時まで放送する、「武田徹のつれづれ散歩道」は３３年の長きにわたって続いている人気番組だ。その番組の中、今年の１月から第２，第３土曜日朝9時から９時２０分３６５日大学生が交代で出演している。

１１月１２日は吉澤啓雄さんが登場した。当時人気絶頂だった「植草甚一」に惚れ、植草博物館を建設しようと、４９歳の時安定した市役所を退職。まさにド現代のドンキホーテ―のような生き方を経験していく。２０代の時の初恋の人が、自分に会いに来るため長野に向かってくる軽井沢で、車の事故死。なぜもっと交際を深めなかったか、彼女の思いをなぜ早く実現してやれなかったか。「この彼女のことは今でも頭を離れない、」と純情一徹な面を持つ吉澤さん。

「多面体の追求」となかなか我々凡人には理解できない話を、パーソナリティの武田さんと丁々発止しながら展開していく姿は、「カッコよさ」以外何物でもなかった。

「つれづれ散歩道、３６５日大学生ただいま参上」いい番組になった。

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