小山秀一

　「サキベジ革命」に命を賭けている私ですが、広告会社を牽引する責任者として広告の営業も重要な仕事です。
　8月10日に飯縄高原でシンセサイザー、和太鼓演奏者として有名な「喜多郎さん」特別出演の「第51回飯縄火祭り」が開催されます。
　このイベントをPRするために信濃毎日新聞に1ページ使って広告を打つのですが、ここに広告を出してくれるスポンサーを見つけなければなりません。
　51回を続けていることはスゴイことですが、栄枯盛衰で毎年同じ広告主が協賛してくれるというわけにもいかず、毎年飛び込み営業をして、新しいスポンサーを探します。
　先日、夕方ドシャブリの中でしたが、飯綱高原でユニークな事業展開をしている一般財団法人「みんなの家力財団」に初めて飛び込みました。
　応対してくれた事務局長様、不思議なことに私のことを知っており、「小山さん、明日上田市倫理法人会のモーニングセミナーで講和されるんですよね。当方の代表と副代表、今夜新潟の内田さんが上田に来るので内田さんと話をするために今上田に向かっており、明日の朝は上田市のモーニングセミナーに聞きに行く筈です。小山さんが営業に来られた由、代表に連絡しておきます。」とおっしゃられたのです。
　翌日の早朝、朝4時上田市倫理法人会に向かいました。20年前、長野から毎週上田の企業を片っ端から飛び込み“上田市倫理法人会を作るのでご入会いただけませんか”と足繁く通い、首尾よく設立にこぎつけ、地元で会長の引き受け手がなく、結果私が責任取る形で、初代会長を務めました。その浅からぬご縁の上田市倫理法人会に飯綱高原の企業が入会され、毎週水曜日の朝はモーニングセミナーに通っているというのも凄い話ですが、正直どんな方が代表なのか興味を持って、朝早く会場に着いた私は、来場者をお待ちしていました。
　初代会長ですから、大体の方は面識ありますが、面識のない方とは私の方から名刺交換させていただきました。その何人かのお1人にとても素敵なチャーミングな女性二人が一般財団みんなの家力財団の代表と副代表でした。
　「当社に営業に来られたこと、昨日事務局長より電話がありました。小山さんと御行き会いできること楽しみにしていました」と、こちらが赤面するような温かい名刺交換となりました。
　更にビックリしたのは、内田さんと私は知己ではありましたが、内田さんまで私の講話を聞きに来たのです。
　実はこの内田さん、石油ファンヒーター等で有名な（株）コロナ（東証1部上場）の会長で、今新しく（株）コロナアグリという農業法人を展開しており、“みんなの家力財団”の提唱者です。
　新潟県倫理法人会の会長もされ、私も長野県の会長の時、内田さんと親しくさせていただき、そのご縁で行き会うと〝ヤアヤア”の間柄です。
　私も“サキベジ革命”を、内田さんも“健康革命”を起こそうと70歳を越えた今、共に奔走している二人です。
　飯綱高原での“飛び込み営業”が二人を結び付け、新たな風を起こそうとしている。
　“動けば風起きる”ありがたいことです。