長期の休みが取れたお盆中、アマゾンプライムで何篇か映画を見た。
特に今年は戦後80年。大戦、戦後を表現した映画を見た。
その中で、吉永小百合さんの「北の桜守」は今の自分の置かれている環境と似ている場面があって、何度も涙を流した。
あらすじは
樺太で桜の木を育てようと桜の種から、見事桜を育て幸せに過ごしていた江連一家(吉永小百合と阿部寛夫婦)。太平洋戦争がはじまり、突如1945年8月、ソ連軍の樺太侵攻によって、幸せな一家は離散。
夫は戦線に出、江蓮てつ(吉永小百合)は夫と離ればなれになり、二人の幼い息子を連れて樺太から網走へ逃れます。途中引き上げ船は海上で火に包まれ沈没。海に投げ出された親子。長男は行方不明。次男と母親は生きて網走に上陸。
その後親子は海に凍てつく北の大地で、飢えと寒さに耐えながら苦闘します。
時は飛び、1971年。次男・修二郎(堺雅人)はアメリカで成功を収め、米国企業の日本支社長として帰国。15年ぶりに故郷・網走を訪れた彼は、老いた母との再会を果たします。しかし、母・てつは自分が息子の生活の邪魔になるのではと気にかけ、再度ひとりで暮らそうと決意します
やがて認知が少し進む母と息子は、過去を辿る旅に出ます。その過程で戦時の記憶、すなわち失った夫や桜の記憶、心に封印された傷が徐々に浮かび上がります。
映画の中に舞台的な演出も挿入され、心象風景が幻想的に映し出されるユニークな構成な映画でもあります。
特にラストシーンの認知が進み行くえ不明になった母親が、桜の木の修復に一生懸命に打ち込んでいる姿は切なく侘しくでも希望を持たせる吉永小百合さんの演技は号泣を止められませんでした。
テーマと演出
母・てつの強さと悲しみ、修二郎の息子としての苦悩と愛、極寒と飢えの中での生きる希求――。そうした普遍的な親子の物語を、美しい北海道の景観と緻密な演出で描き、ドラマ性と心理描写を両立させています。