10月18日(日)アスク寺子屋文化講座が開催された。講師は女性層に圧倒的な人気を図る
姜尚中先生。
「テーマは母から教えてもらったこと、そして伝えたいこと」
当初今年度は第一回目は4月上野千鶴子先生、7月落合恵子先生そして10月姜尚中先生を予定していた。
ここに降ってわいた「コロナ」である。上野先生、落合先生には状況をご理解いただき延期した。しかし10月の姜尚中さんまで中止となれば、寺子屋文化講座企画した意味がない。
経済合理性は抜きにして、オンラインでやろう。チケットもファミリーマートでの電子チケト。
オンラインでのチケット販売はどうかなと危惧はしてはいたが、実際ふたを開けてみると、チケットの売りが伸びない。
9月に入りあまりの数の少なさで、国も少し解除の方こう見えたので、先生にもう一度オンラインだなくホテル国際21の会場でリアルでできないかお願いした。
しかし今度は先生の体調が悪く、予定通りオンラインになった。会場予約をキャンセルするのは、コロナで苦しんでいるホテルのためにならない。
パブリックビューイングとlineのハイブリッド方式で展開した。
結果、開催してほんとによかった。姜尚中先生の講演が素晴らしかった。赤字には代えられない財産を得た。
先生の講演を聞き私たち会社が目指している方向性が間違っていないことをしっかり確認できた。
姜尚中先生が「母から教えてもらったこと」として、次の4つを挙げられた。
- コロナの影響で私たちは「心の変調」を来たしてしまった。「心の習慣」は人と人との関係により作られ、コロナ禍で今一番大切なことは、「愛」であり「情け」であり「誠実さ」だ。嫌悪感むき出しの排斥が横行がはびこってしまった今だからこそ、私達は母が教えてくれた、人間への情け、繋がりを大事にしたい。
- 1の指摘と相反するように見えるかもしれないが、今こそ「建て前」が必要ではないか。本音を言おうとよく言われるが、本音の前に建て前がある。ここ30年ほど言葉が本当に劣化してしまっている。国の指導者、企業の指導者いろんな立場の指導者にとって今大事なことは、建て前と現実をどう近づけるかということ。建て前を夢と置き換えてもいい。建て前は理があって情がある。母から教えられたことだ。
- 人間は、歩く食堂で口から物を入れ、おしりからだす。これは身分の高い人も、富むめる人もすべて共通。私たちは何を、誰と、どんな風に食べているか。食を通して体をどのようにケアしているか。コロナが免疫力ということを私たちに教えてくれた。
- 人はお金によって変わる。私の父、母は汗、水流してお金のことを教えてくれた。私は正直お金に苦労した経験はないが、母は「お金は使わないと増えない。100使えば200帰る。夏目漱石は生きる根底にお金を置いた。金銭出納帳もつけていた。お金を貸した人、返した人。漱石は「それから」「心」という著作の中で、お金によって人生が突如変わっていく姿を描いた。
この講演会をオンラインで、パブリックビューイングで聞いた人は明日以降の生活様式が前向きに夢の方向に変わることを実感した。そして私は
姜尚中先生の言われることを、実践し始めたのが365日大学と確信した。