先日、小布施町の保健福祉委員会の総会にお招きいただき、1時間ほど妻同伴でお話しさせていただきました。
経営者対象の講演には慣れていますが、行政にかかわる人、
特に健康行政にかかわる人対象の講演はあまり経験が無く、緊張しました。
講演の内容は
・妻はなぜ脳出血に襲われたのか
・どこでどんな状況で発生したのか
・予兆はなかったのか
・当日の対応はどうだったのか
・私が駆けつけて救急車を呼ぶまで、なぜ4時間もそのまま放置されてしまったのか
・実際入院した時の状況はどうだったのか
・緊急期病院と回復期病院の対応はどうだったのか
・なぜ入院期間中手紙を書いたのか
・なぜ入院期間中の139日間、毎日書き続けられたのか、その要因は何か
・手紙の効果はどうだったのか
・そして、介護度5で戻ってきた妻と今、毎日どんな暮らしをしているのか
・それは小山秀一、秀子夫妻にとって幸せなことなのか
・葛藤はないのか
・支え合って生きられるためには何が必要なのか
・今後はどうしていくのか
そんなことをお話しさせていただきました。
時折私にも涙が出てきて困ってしまったり、聞いていただいている人が涙を流して聞いていただいていたり、いろんな思いが交叉する1時間でした。
終わった後、司会者が会場の皆さんに向かって、「ご質問がありますか」と尋ねたとき、
なんと認知症が進む妻が会場の皆さんの方に顔を向けたのです。
すかさず私が司会者に『妻の今の行動が私を支えているのです』と言ったら、妻がニッコリとしたのです。
暗い話題ですが、いい講演会になりました。