長野市南部に皆神山という里山（標高６５９ｍ）がある。ある説によると、世界最大のピラミッドともいわれ毎年５月５日には地元の人々で「ピラミッド祭り」が営まれる。山頂に皆神神社がまつられており、私たちの住む地域の氏神でもある。

この皆神山登山道入り口まで私の自宅から徒歩１０分。小さい頃は愛犬を連れよく登っていたものだ。またバブル絶頂期の時は頂上に９ホールのパー3のショートコースがあり、

日曜日はよく利用していた。ここ数十年はご無沙汰だったが、秋分の日の連休初日、シニアの登山ブームに刺激され、妻と二人で山登りに挑戦した。台風１４号の影響もあり、倒木のせいだろう、登山道は通行禁止になっていたが、そこは勝手知ったる我が家ということで、気にせず登ってみた。やはり途中何本もの大木が登山道に横倒しになっていた。

「頂上まだ？頂上まだ？」と何度も叫ぶ妻の声に「もうすぐだよ」とだましながら登ること約５０分、広い車道に出た。ここから皆神神社まで１０分足らずに行くが、雨も降ってきたこともあり、ここで引き返し帰りは車道に沿って自宅に戻った。往復２時間。７７歳の妻と７３歳の私にとって久方ぶりに体を少し痛めつつ、充実した連休初日の山登り？だった。

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