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サキベジブログ

秀子通信⑮ -奇跡を起こすぞー


昨日内場先生のとこに行った。いつもあなたと3か月ごとに行く定期健診だ。

終わって帰りに大岡の道の駅に寄り、一緒に「天ぷらそば」を食べてくるコースだ。天ぷらそばも美味しいが往復約3時間車中での会話が私たちにとっては、ほっとする時間でもあった。最初はドキドキしながら、先生のとこに通ったが、あなたの数値がだんだん良くなり、先生に褒められ、今度は二人でこんな実践をしてみたらと激励もされ、帰りによる道の駅のそばの味はまた格別でもあった。二人の気分も高揚していたからなお美味しかった。

でも昨日は一人。当然道の駅には寄らなかった。あなたがいないのだ。一人で天ぷらそば食べても美味しくない。それともう一つ大岡を早く離れたかった。

実は先生にショッキングなことをいくつか言われた。当日の私の健診結果だ。血圧、体重、血管年齢すべて今まで私を見た先生が「こんな悪い数字はいまだなかった。小山さんちゃんと食事をしているか」と冒頭質問された。

「ちゃんと食べています。秀子が入院してからも私の日常の変化は何もありませんが」しかし先生は禅の難しい話を例に出して(よく理解できなかったが)

「小山さん鏡に向かって顔に墨があれば気が付く。しかし鏡を見ても顔の後ろの墨には気が付かない。小山さんの今の状態は顔の後ろに墨がついている。それを血圧、体重、血管年齢の数値が物語っている。ストレスが相当溜まっている。前にも言ったと思うが、今後の小山さんの身の振りをどうするか、家族、会社の山本さん土谷さんとしっかり話す段階が来ている。それが顔の後ろの墨だ。自分が小山さんを応援できることは、正しい事実を伝えることだ。だからあえて言う。秀子さんには奇跡は起きない。自分は十勝の病院にいたときは、脳外科を担当していた。水頭症の手術を何例もした。その経験の中からも秀子さんの年を考えると奇跡は起きない。小山さんは自覚すべきだ。今後秀子さんにどう向き合うべきか考える時だ。小山さんのことだ。絶対自分で治せると思っているかもしれないが、それの間違っていることが、今日の小山さんの健診結果だ」

丁度大岡の診療所を出たとき、日赤の担当医から二本のチューブを抜いた後の今の状態、今後の方向についてのせ説明の電話がきた。不思議なタイミングだ。

「手術の結果は良好です。ただ意欲が出ていません。声は小さくしゃべらない。普段もそうですか」「そんなことはなかったですが」内場先生の説明と交叉した。

「この木曜日、精密検査で今後のリハビリの方向を打ち出します。ご承知ください。今後そちらの部署とよく相談してください」

サア―どうする秀一。決まっているではないか。私の健康数値に異常が出て、それが秀子の事件と一致するなら「私は本望」。秀子と一体になっている証拠。「うれしい」。やせ我慢かもしれないが、私は突き進む。これが私の性分だから。

 

秀子今日も二人で頑張ろう。奇跡を起こそう。2023,1,24 5:09 秀一