田嶋陽子さん、元法政大学教授、元参議院議員、元テレビタレント。辛口評論家としても有名だ。田嶋陽子さん現在シャンソン歌手、書道家、画家として新しい分野を切り開いているが、その田嶋さん、このほど80歳を機に3拠点(東京、軽井沢)あった自宅を処分し、新たな住宅を軽井沢に建てた。80歳にして住宅を建てる、すごいパワーだ。

そのパワーの片鱗をこのほど、体験した。1時間のミニトークとシャンソンだ。

シャンソンは80歳にしてなんでこんな高音が出るのかと思わせる声量。トークも認知症をうまく織り交ぜ、観衆を飽きさせない。

軽井沢に新築したのはなぜか。今までの軽井沢は、猪、熊、鹿、猿、動物だらけ。

熊に遭遇した川べりでは、熊はお腹が満腹していたか、私にいちべつだにせず去って行ってしまうし、猪は私が帰る夜自宅前の道路を親子連れで、のっしのっし横切り、サルは屋根で飛び歩き、私が道路に出るや、群れで後をつけ、振り返ると止まり、また振り返ると止まる。

私を馬鹿にするなといいたがったが、サルに向かって「お見送りありがとう」と感謝の言葉を掛けたら、一目散去っていった。こんな動物たちと一緒だから言葉を忘れて認知になってしまう。みんなに迷惑かけないために人のいる軽井沢に移った。こんなトークを交えて「百万本のバラ」などを1時間みっちり歌うのだから、そのパワーは、とても80歳とは思えない。

田嶋さんの座右の銘「新しいことはいつも一人から始まる」も参考にしてこれから生きたいといった1時間でした。

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