365日大学学生の本多さん。現在88歳。川中島におひとりで住んでいる。週一回大学に通ってくる。
当初本多さんから出てくる言葉は「早くお迎えが来ないか。国に迷惑が掛かる。」こんな言葉だけだった。
近所に娘さん夫婦がいるが、仕事を持つ娘さん、毎日様子を見にはこれない。一人だけの暮らしで他人と言葉を交わすことがないと、人間はマイナス思考になる。
大学を出て、会社を経営してきた本多さんにとって、デイーサービスのサービスは過剰に映る。だから行きたがらない。
縁あって365日大学に週一回通い始めた。当初はタクシーなり、娘さんが送迎で。だんだん他の生徒との会話、ZOOM中継の知的刺激や終わった後の生徒同士の意見交換会が本多さんを生き返らせた。
今は来るときは娘さんが送ってくるが帰りは初めて経験した「お出かけパスポート」を使っての帰還だ。
「早くお迎え」の言葉はどこかに吹っ飛んだ。電動自転車操って、方々にチャレンジしている。
心が変われば、行動が変わる。見本の88歳本多さんだ。
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