コロナでしばらく帰っていなかった、ニューヨークに住む娘がコロナが少し改善し、先日二年ぶりに帰ってきて約2週間滞在した。高齢のわが夫婦にとって娘と共有できる残された時間はそう多くはなく、貴重な2週間だった。娘もいつもの帰国とは違う思いがあったようだ。
コロナ前、この時期に娘は帰ってきたが、そのメインの理由は雪質の良い信州のスキー場の魅力故だ。出世や有名になりたくて仕事しているのでなく、スノーボードとサーフィンやるために仕事をしている、と、のたまう娘にとって、今までのこの時期の帰国は両親のための帰国でなくスノーボードやサーフィンを楽しむための帰国だった。
今回は老化が若干進む母の現状を見てもらうためにも娘の帰国は父にとってもうれしかった。とはいってもアクティブな娘だ。限られた2週間の中、野沢に妙高に白馬に日本海へとスノボーとサーフィンに相変わらずのあわただしい日々を送ったが、我が家にいるときはたくさん話をした。
アメリカでの将来の生活のこと、今やっている仕事のこと、社会情勢の変化のこと、企業経営のこと、母親のこと。議論にもなることもあったが、何時間も話した。父と娘にとってはいい時間が共有できた。
帰る日になった。私は朝早い出勤が習慣なので、帰る日の朝には言葉は交わせない。代わりに、こんなメッセージを書き、娘との別れをメモにして食卓に置いた。
「暁代へ
楽しい2週間でした。暁代の成長している姿を見る2週間でもありました。大きな時代変革の今、何かに打ち込みチャレンジしている姿は美しいものです。お父さんはいつごろからか、美しく生きることを、人生の一つの指針としました。美しく生きるには
1.発する言葉が奇麗でなければ。きれいな言葉を意識すれば、人を傷つける言葉は発しません。
2.見た目もきれいでなければ。そのためには姿勢が奇麗でなければ、歩幅は大きく、胸を張って歩く姿勢が必要です。
3.考え方もプラス思考です。
できないのは、できる前のステップです。そういう考え方です。
4.「美しく生きる」と決める。まずこれが一番かと思う。
決して複雑なことでなく、単純なことばかりです。そして一番重要なのは
「決める」ということです。
暁代は運がいい。なぜなら暁代もマイク君も両方「美」に関しての職業についていることです。
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